最近読んだ本

 

この世界の片隅で (1965年) (岩波新書)

この世界の片隅で (1965年) (岩波新書)

 

 漫画「この世界の片隅に」にゆかりのある本。

戦後20年の1965年に出版された。

広島最大のスラム街である相生通、西日本有数の未開放部落の福島町の被爆者の暮らし。胎内被爆者、沖縄の被爆者について語られる。

朝鮮人被爆者がいることは知っていたが、沖縄の被爆者については全く考えてもいなかった。本土で暮らしていた沖縄出身者がいたのだから当然だ。広島で遊郭を経営していた人もいた。アメリカの占領下にあるため原爆について語りにくいこと、本土並みの医療が受けられないこと、などという当時の雰囲気が詰まっている本だ。

数年前に訪れた6月の沖縄を思い出した。沖縄は本土とはハッキリと異なっている。

 

韓国・独裁のための時代: 朴正煕「維新」が今よみがえる

韓国・独裁のための時代: 朴正煕「維新」が今よみがえる

 

 朴槿恵の父である朴正煕は満州国軍出身。安倍晋三の祖父は満州国を設計した岸信介

日本の満州人脈と繋がりがある。

用語解説が随所にあり、これは翻訳が難しかったのではないだろうか。