ジョバンニの島という映画がある。
1945年の色丹島が舞台である。
敗戦を迎え、樺太と北方四島はソ連に占領される。
ソ連は日本人の強制引き揚げを行い、まず樺太の真岡に移送し、そこから日本に引き揚げることとなった。
それを背景に、当時小学生であった主人公が故郷を訪問するシーンから始まる。
北方四島というととかく、「領土を返せ」という主張しか見えない。そして多分関係者以外にはその主張すら知られていないのではと思う。北海道出身の私ですら元島民の声を知る機会もなかったのだけど、この映画では彼らが占領期に経験した悲惨なことや楽しかったこと(ロシア人との交流等)を知ることができる。
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