2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

最近読んだ本

尹静慕『母・従軍慰安婦 ーかあさんは「朝鮮ピー」と呼ばれた』神戸学生青年センター、1992年 これは社会問題に題材をとった作品を多数発表している女性作家による、小説だ。 従軍慰安婦問題をテーマにした小説で、朴裕河先生の『帝国の慰安婦』を裏書するよ…

映画「あの日の声を探して」

第二次チェチェン紛争のその後を描く物語。 ロシア語が為政者の言葉だと感じる。チェチェンの人が話している言葉(おそらくチェチェン語)とは異なるので。帝国ロシアだ。 フランス語で語りかけ続ける欧州人権委員会の女性。世界にチェチェンを知らせようと…

2016/02/14

映画「マルチュク青春通り」と「子猫をお願い」を観た。 字幕付きだとなんとなく韓国語が聞き取れるようになってきた。六甲の神戸学生青年センターにも行った。ここのロビー書店は在日朝鮮人関係の勉強をするには良い。置いてある情報誌も良い。チラシコーナ…

2016/02/13

映画「チスル」を観た。原題は지슬という、済州島の方言でジャガイモという意味。 全編白黒で緊張感漂う感じ。だけど登場人物達の会話はどこかコミカル。 www.u-picc.com 「海にかかる霧」は「えー、そういうラスト?!」と思った。 密航をしたばっかりに次…

映画「ジョバンニの島」

ジョバンニの島という映画がある。 1945年の色丹島が舞台である。 敗戦を迎え、樺太と北方四島はソ連に占領される。 ソ連は日本人の強制引き揚げを行い、まず樺太の真岡に移送し、そこから日本に引き揚げることとなった。 それを背景に、当時小学生であった…

2016/2/11

今は韓洪九の本を読んでいる。 現在の(この本で書かれているのは2008年頃の話だが)韓国の政治状況がよくわかる。 日本からは竹島問題、従軍慰安婦問題、歴史教科書問題で対立する韓国という構図しか見えないが、韓国側も一枚岩ではない(韓国社会全員がそ…