最近読んだ本
あれも食べたい、これも食べたい、と思ってしまう本。
事項が羅列的なので、より詳しい本で確認すべき。
日本の植民地建築―帝国に築かれたネットワーク (河出ブックス)
- 作者: 西澤泰彦
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2009/10/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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これの北海道版をやりたい。
日本側と朝鮮側の史料両方を使っている。 秀吉の朝鮮侵略については断片的なことしか知らなかったけど海戦の様子や巻き込まれた民衆の様子など勉強になった。
神話時代〜三国時代までが詳しく書かれている。
創氏改名―日本の朝鮮支配の中で (岩波新書 新赤版 1118)
- 作者: 水野直樹
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2008/03/19
- メディア: 新書
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買ってよかった本。創氏改名の意図や日本の側からも反対意見が出ていたことなどとても勉強になった。
これもとても勉強になった。史料の探し方等も。
こんな研究がしたい。
日本人の集住地域の勉強のために。
朝鮮時代後期の庶民の暮らしにまつわる本。
最近読んだ本
植村義博・大邑潤三『京都南、移転集落水垂の歴史と生活』文理閣、2015
これからは巨椋池周辺の集落のことを勉強してみたい。
米村衛『北辺の海の民 モヨロ貝塚』(シリーズ「遺跡を学ぶ」)新泉社、2004
網走旅行の予習に。
『同志社コリア研究叢書1 日記が語る近代ー韓国・日本・ドイツの共同研究ー』同志社コリア研究センター、2014
布野修司他『韓国近代都市景観の形成ー日本人移住漁村と鉄道町』京都大学学術出版会、2010
読書メモ
日清戦争の前後に朝鮮(ソウルから満州まで)を旅したイザベラ・バードの旅行記。
朝鮮の風俗だけでなく政治、国際情勢についても深い洞察力で記述されている。
序にはこう書かれている。
朝鮮についていくらかでもご存じのすべての人々にとって、現在朝鮮が国として存続するには、大なり小なり保護状態におかれることが絶対的に必要であるのは明白であろう。日本の武力によってもたらされた名目上の独立も朝鮮には使いこなせぬ特典で、絶望的に腐敗しきった行政という重荷に朝鮮はあえぎつづけている。
朝鮮に腐敗がなかったら、自力の近代化が成功していたら、と思わざるをえない。
イザベラ・バードの日本奥地紀行も読んでみよう。
最近読んだ本
尹静慕『母・従軍慰安婦 ーかあさんは「朝鮮ピー」と呼ばれた』神戸学生青年センター、1992年
鮮于煇 他『日韓理解への道』。
近世までの東アジア史のことや、渡来人の話など、学校で習ってきてから忘れていたことを思い出した。勉強しよう、うん。
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藤森節子『少女たちの植民地』
「満州」の南に「関東州」があったことを忘れていたのだ。
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その他。
塚本 勲『朝鮮語を考える』白帝社、2001
塚本 勲『日本語と朝鮮語の起源』白帝社、2006
平和と民主主義をすすめる左京懇談会/編『京都・左京の十五年戦争』かもがわ出版、1995
仲尾 宏『京都の渡来文化』淡交社、1990
スベトラーナ・アレクシエービッチ『チェルノブイリの祈り』岩波書店、1998
『兵庫のなかの朝鮮』編集委員会/編著『兵庫のなかの朝鮮』明石書店、2001
映画「あの日の声を探して」
第二次チェチェン紛争のその後を描く物語。
ロシア語が為政者の言葉だと感じる。チェチェンの人が話している言葉(おそらくチェチェン語)とは異なるので。帝国ロシアだ。
フランス語で語りかけ続ける欧州人権委員会の女性。世界にチェチェンを知らせようとしても上手くいかない。
ロシア軍の極限状態。
これはすごい映画だ。